自粛...自主苦

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 前略

 四月も半ばを過ぎ、桜も道路を彩って有終の美を飾り、日中は本来の春を感じる暖かい気候ですがいかがお過ごしでしょうか。トイレットペーパーが買えなくなるという流言飛語に振り回され一か月くらい経ったような気がします。今はドラグストアで普通の棚に戻っているところをついつい見てホッとしています。

 ただ、新型コロナウイルスの猛威はとどまることなく毎日皆さん自粛、自粛と思います。私は元々家の中で色々することが好きで、幼い頃も家で絵を描いたり、塗り絵をしたり、着せ替え人形したり、漫画を読んだりが大好きでした。でも姉が男子のように外遊びが大好きで(今でもかなりアスリートです(笑))、無理やり駆り出されキャッチボール、バトミントンなどをやらされていたのをよく覚えています(苦笑)。だから自粛期間自宅で片付けしたり、本読んだり、掃除したりを出来るからそれほど苦痛ではないはず...と思っていましたが、そうではないんですね。それはいつでもどこかに出かけられる、来月くらい女子会しよう、今度また息子が大好きな瓦そばを食べに行こうとか何も気にせず普通に考えられるということが前提なんですよね。行くか行かないかは別として、そのように普通に今度何処か行こうと考えてはいけないのが自粛であり、自由に考えれていたから自宅で過ごすことが楽しかったのかもしれません。ただ自粛は、そういう何気ない普通の日常の幸せを改めて気付かせてくれるという良さもあります。

死は時に心を穏やかにしてくれる...明日死ぬと思うと今を大切に、愛おしく感じられるから

(アンジェリーナジョリー)の言葉をふと思い出しました。

 自粛...から、私は当て字で、自主区・自宿→他と区切って自分の家に居る、自主工→自分なりに工夫して生活する、自主苦→自主的に苦しむ...などと勝手に”まり語録”を作りました(笑)。

自主工についてですが、私は本来貧乏性で無駄な時間を過ごすことが嫌いな人間で、家にいる時間が多いなら、ついつい何かをしようと目標を考えてしまいます。最近では料理の腕を磨こう!と新しいフライパンを無駄に買ったり(笑)、人生長く生きてる割にはあまり歴史を知らないからこの際歴史を勉強しよう(もっと医学を勉強するべきかもですが)!とか目標を掲げて一つ一つやっていくという性格です。でもなかなか身にならないですが(苦笑)。皆さんはどのように過ごされていますか?。

そして我ながら上出来(笑)と思った当て字 ”自主苦” ですが、自主的に苦しむ。苦という字の意味は草冠の植物+古い=古い植物で苦いという、枯れている草をなめている様子を漢字にした形成文字です。

”良薬は口に苦し”とはよく言ったもので、この苦しみが良い薬となる、良い効果をもたらすと思います。

今は”とにかく家にいてください”、”stay home, save lives”と言われています。ウイルスは人が持ち帰ります、ウイルスだけでは家にまで飛び込んできません。とにかく今は出来る限り家に居ることが、自分も含め全世界の人々を救うのです。医療だけでは助けられません。何よりも全国民が自粛、自主苦してこの良薬を飲むこと思います。それが結果として早い収束をもたらし、そして終わりが来ます。とにかく”早い収束”が今何よりも一番大事と思います。

”苦あれば楽あり”を夢見て、みんなで今を踏ん張って頑張りましょう!

                                  M.M