サプライズ
前略
気が付けば、今日からもう師走ですね...。皆様いかがお過ごしでしょうか?今日から全国的に気温が下がるとのことでくれぐれもご自愛ください。
さて、実は私事ですが、昨日をもって半世紀生かせていただきました。
家では息子、主人と男子だけなので、言うまでもなく誕生日当日朝はいつも通りの朝で、特に“おめでとう”というお祝いの言葉など飛び交うことなく(苦笑)、寝ぼけまなこで、朝ご飯をゆーっくりといつも通り食べていました(笑)。少し言い訳するなら、ば、息子は風邪を引いていたためか頭が回っていなかったようでもありました...ということにしましょう(笑)。でもやはり息子からはお祝いの言葉を真っ先に聞きたく、半ば強引に強制的に思い出させ(笑)“おめでとう!”の言葉を頂きました。主人はその言葉に続いて、”ようこそ50代へ”でした(笑)。
まあそんな普通の朝を迎えられるのが一番幸せなんだなあと思ったりもしながらも、もう少し何かないのかな~男子ども!なんて少しばかり不満だったりもする朝でした(苦笑)。ただ数日前に前祝をしていたので、彼らの中ではお祝いはおわっていたのかも?(フォローするわけではありませんが...(笑))
ま、それはそれで良しとして、その朝、一緒に登校するお友達が、いつも通りうちへ息子を迎えに来ました。お友達は息子の大の仲良しで、よくうちで遊びまくってます(笑)。だから私もとても可愛がっています。
私が”いってらっしゃーい!”と言って見送る別れ際に、お友達の一人が、“〇た(←息子のあだ名です)のお母さん!”と話しかけられ、“?どうした?”と聞くと“お誕生日おめでとう!”...と。そのお友達のお母さんから言われて、というのはわかっていましたが、何だかすっごく嬉しくて、気が付いたら涙がポロポロ出てました。
まさにサプライズでした。中学生の男の子って、そういう事なかなか言わないんじゃないかと思います。
なんか、その一言で50年生きてて良かった、とまで思っちゃいました(大げさ?(笑))。
(ちなみにもう一人のお友達はその日の夜メールでお祝いメッセージをくれました。(嬉泣))
その時、2014年新病棟を増設した時の忘年会でスタッフがサプライズで私に花束贈呈してくれた時を思い出しました。その時も涙が止まりませんでした。私は映画やテレビではよく泣いちゃうんですが、普段は滅多に涙が出ません(笑)。ただこんなサプライズて泣けちゃうんですよね...。皆様はどうですか?息子を見送った後、そんな話を主人にして...その朝は”いい朝だ”と笑顔で仕事へ向かいました。
スタッフからは”おめでとうございます”を沢山頂きました!そのたびに私は“ありがとう、29歳のね!”と、毎年のお約束で返しました(笑)。外来も終え、ふ~っと、ちょっと休憩で自室へ戻ると、
なんと部屋のドアノブにお寿司の折が入った紙袋がかかっていました。
“?...。勉強会?...いや一人分しかない...。” サプライズでした。
私が朝サプライズの話をしたからか?院長がサプライズ返ししてくれてました。
これも半ば強制?(笑)
”頂きま~す!50歳も悪くない”
笑って、特上巻きずし一本をほおばりました。
M.M