年末のご挨拶

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 前略

 大変ご無沙汰しております。気が付けば、明日から2023年となってしましました。今年は、昨年より余裕がなく、まりコラムの掲載が4回のみとなってしまいました...。今年もずーっと走ってきたような気がします。皆様はどのような年だったでしょうか?

 2022年世界情勢、日本の情勢、色々なことがありました。大きな出来事と言えば、ロシアのウクライナ侵攻、安倍元総理の悲しい事件...、そして円安、物価高騰、まだまだ続くコロナ禍...など、なかなかいいニュースというのが入ってこない毎日でしたが、ワールドカップサッカーでは森保JAPANは日本を大いに盛り上げてくれました!そしてアルゼンチン神の子と言われていたメッシが本当に神になった瞬間を世界中が目にして感動に浸ったことと思います。スポーツはどんなことよりも違う魅力があると言った人がいます。本当にそうだと思います。自分はサッカーとか出来ないし、あまりルールもわかりませんが、ワールドカップの選手たちの凄さはわかった気がします!そして、私は今ハマっているスポーツはテニスですが、テニスの選手と言えば、ロジャーフェデラーの大ファンです!そのフェデラーが今年9月のLAVER CUPで引退されました。その時の引退セレモニーでのフェデラーやナダル、その他たくさんの選手たちの涙、ご家族たちの涙、、、私もぐしゃぐしゃになるくらいまで泣いてしまいました。そして最後の試合まで素晴らしいプレーを見せてくれて、本当にありがとう。フェデラーと同じ時代に生きていたことを本当に幸せと思いました。

 感動することも多かったのですが、今年はわたくし個人的にも数人との悲しい別れがありました。一人は私が医師三年目の時の上司で、とても優しい先輩でした。心エコーは松崎前教授のやり方を徹底的に再現して、こだわりを持って検査していました。そのやり方を教えてくれたのは、その上司でした。今でも私は先生に教えられたやり方でエコーをしています。幼い頃から体も不自由なところもあり、患者さんの気持ちがとってもわかる暖かい先生でした。そしてその先生はナースの指導の仕方まで教えてくれました。今でも先生の言葉は忘れられず、ナースを指導する時などに、しばしば思い出します。教え語りながらも、優しい笑みを浮かべる先生のつぶらな瞳が忘れられません。本当にありがとうございました。

 もう一人は大学の部活の先輩です。笑顔が素敵なハンサムボーイで、誰にでも優しく、真面目で、なんでもそつなく熟し、でも宮崎弁のナマリがまたギャップで良くて、少女漫画に出てくるような誰もが憧れる存在の先輩でした。あまりにも急で未だに信じられません。でも先輩のあの優しい笑顔や声は沢山の患者様の心にも私たちの心にもずっと忘れられることなく生き続けます。

 もう一人は行きつけだったお店の方です。小さい息子をいつも相手して頂き、沢山遊んで頂き、いつも暖かく迎えてくれました。私たちが少しでもゆっくり食事出来るようにとお心遣いされているのと、元々息子さんがいらしたようで男の子と遊ぶことが楽しかったようでもありました。とっても優しい落ち着いた声と笑顔忘れられません。

何故か、皆さん笑顔しか思い出せないです...。

他にも長年診させて頂きました患者様とのお別れも数々ありました。

謹んで心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 そして当院は今新型コロナウイルスクラスターで大変な状況となっております。患者様、萩の病院方々様、診療所の方々、萩消防の方々、保健所の方々には大変ご迷惑をおかけしております。一日でも早い収束のためスタッフ一同全力で対応しております。何卒ご理解ご協力よろしくお願い申し上げます。

そして今年一年ありがとうございました。来年も何卒宜しくお願い致します。

来年もまだコロナ禍は続きそうですが、何より健康第一、笑顔な毎日第一と思います。

これから寒さも本格的となります。くれぐれもご自愛ください。

そして良いお年をお迎えください。

             2022年12月31日 M.M